近年、「カルト校則廃止」や「子どもの人権」を強く訴える政治家として注目を集めているのが、れいわ新選組の奥田ふみよ参議院議員です。
市民運動家から国会議員へと転身し、教育現場や子どもを取り巻く課題を国政の場で訴え続けています。
本記事では、奥田ふみよとは何者なのか、経歴・政治活動・政策・国会での実績までを分かりやすく解説します。
奥田ふみよのプロフィール

- 名前:奥田ふみよ(おくだ ふみよ)
- 本名:遠藤 芙美代(えんどう ふみよ)
- 生年月日:1977年6月11日
- 年齢:48歳(2025年現在)
- 出身地:福岡県福岡市
- 居住地:福岡県糸島市
- 所属政党:れいわ新選組
- 現職:参議院議員(比例代表・当選1回)
「子どもを守れ」「腐れ政治を大掃除」をスローガンに掲げ、生活者目線の政治を訴えています。
学歴・経歴|ピアノ講師から市民運動家へ
学歴
- 福岡雙葉小学校
- 福岡雙葉中学校・高等学校
- 武蔵野音楽大学 卒業
大学卒業後はピアノ講師として活動し、最大50人以上の生徒を指導してきました。
転機となった東日本大震災
奥田ふみよ氏は3児の母です。
2011年の東日本大震災と福島第一原発事故をきっかけに、東京から福岡県糸島市へ移住。これを機に、市民運動に本格的に関わるようになります。
原点は原発問題|玄海原発再稼働反対運動
移住後は、九州電力・玄海原発の再稼働反対運動に参加。
「生活と命を守る政治が機能していない」という問題意識を強め、市民運動家としての活動を広げていきました。
この経験が、のちの政治活動へとつながっていきます。
全国カルト校則廃止プロジェクトとは?
プロジェクトの概要
奥田ふみよ氏が代表を務めるのが、
**「全国カルト校則廃止プロジェクト」**です。
- 活動期間:6年以上
- 集まった声:5,000件〜1万件以上
- 対象:全国の小・中・高校生
問題視されている校則の例
- 登下校時の強制的な敬礼
- 宿題を忘れた生徒のフルネーム掲示
- 下級生は廊下を歩いてはいけない
- 髪型・下着の色まで規制する校則
これらを人権侵害にあたる校則として問題提起しています。
子ども政策への強い思い
奥田氏は、教育現場の問題を「学校や教師の責任」ではなく、
政治と予算の問題だと指摘しています。
主な提言
- 教育予算の倍増(OECD諸国並み)
- 少人数学級の実現(1クラス20人程度)
- 理不尽な校則を全国一律で禁止
- 学校教育法の改正提案
「子ども中心の社会」を政治の中心に据える姿勢が特徴です。
政治家としての歩み|落選を経て国会へ
過去の選挙歴
- 2022年:参院選 福岡選挙区 → 落選
- 2024年:衆院選 福岡小選挙区 → 落選
落選を経験しながらも、市民運動と発信を継続。
2025年参議院選挙で初当選
- 第27回参議院議員選挙
- れいわ新選組 比例代表
- 初当選(当選1回)
当選後は、
- れいわ新選組 幹事
- 政策委員
- 子ども権利・校則プロジェクト担当
を務めています。
国会での主な所属委員会と実績
所属委員会
- 総務委員会
- 予算委員会
- デジタル社会形成・AI特別委員会
主な国会活動
- 供託金制度の異常性を追及
- 選挙制度のデジタル化とアナログ併用を提言
- NHKの公共性と国民保護を質疑
- 国会運営のあり方を予算委員会で指摘
2025年8月には
**「基礎年金早期引き上げの必要性に関する質問主意書」**も提出しています。
れいわ新選組としての主な政策
奥田ふみよ氏は、れいわ新選組の積極財政路線を基盤に、次の政策を訴えています。
- 消費税廃止
- 教育費の完全無償化
- 全国民への現金給付
- 社会保険料の減免
- 基礎年金の引き上げ
- 余剰米の全量政府買取
生活者・子育て世代の負担軽減を重視しています。
「子どもを守るのが政治」奥田ふみよの信念
国会質疑では、
「子どもたちを守るのが政治」
「母親は子どもを戦争に行かせるために産んだわけではない」
といった強い言葉で、命と人権を守る政治の必要性を訴えています。
InstagramやYouTube「緊急ふみよの小部屋」では、
現役の中高生の声を直接国会につなぐ取り組みも行っています。
まとめ|市民の声を国会へ届ける政治家

奥田ふみよ氏は、
- ピアノ講師
- 3児の母
- 市民運動家
という立場を経て、国会議員となりました。
特に子どもの人権・教育・校則問題に真正面から取り組む姿勢は、これまでの政治家像とは異なる存在として注目されています。
今後、教育政策や子ども施策の分野で、どのような変化をもたらすのか。
奥田ふみよ参議院議員の動向から、目が離せません。

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