「鳥肌実」という名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
一度見たら忘れられない独特なルックスと過激な演説スタイルで知られる彼は、日本の芸能界でも異色の存在です。
この記事では、鳥肌実さんが何をしてきた人なのか、どんな芸風や経歴を持つのかを分かりやすく解説します。
鳥肌実(とりはだ みのる)さんは、1970年2月4日生まれ、兵庫県西宮市出身のお笑い芸人・俳優・演説家です。
所属事務所は「ことり事務所」。1990年代後半から活動を始め、現在もライブや講演活動を中心に人気を集めています。
彼の芸風は「お笑い」や「演説」という枠を超え、一種のパフォーマンスアートとして評価されることもあります。
もともとアドリブが得意ではなかった鳥肌実さんは、**即興を排除した「演説スタイル」**という独自の芸を確立しました。
彼のステージでは、軍服姿で壇上に立ち、政治・社会・宗教などを皮肉交じりに語るスタイルが特徴です。
その内容は放送禁止用語や過激な比喩を多用するため、テレビではほとんど見かけませんが、
ライブ会場では熱狂的な若者ファンに支持されています。
1999年に「演説スタイル」を確立し、以降、
日比谷野外音楽堂・東京ベイNKホール・代々木競技場などで大規模公演を実施。
全国ツアー「玉砕演説」シリーズは毎年のように開催され、独特の世界観がカルト的な人気を集めました。
鳥肌実さんの魅力のひとつが、架空の経歴やキャラクター設定です。
代表的なものをいくつか紹介します。
さらに、休憩時間にアムウェイの勧誘をしたり、パン工場のアメフト部キャプテンだったりと、
現実離れした設定を自ら作り出すことで笑いを生むスタイルも特徴です。
2005年には映画『タナカヒロシのすべて』で初主演を果たし、俳優としても注目されました。
この作品では、普段の過激なキャラクターとは異なる繊細な演技を見せ、ファンを驚かせました。
など、多方面での活動を展開しています。
鳥肌実さんの芸風は、しばしば社会的に物議を醸す発言が話題となりました。
たとえば、
これらの発言は一部の視聴者やメディアから強い批判を受けましたが、
本人は**「あくまで芸としての風刺・パロディ」**と語っています。
つまり、実際の思想を反映しているわけではなく、社会や時事への皮肉を込めた表現なのです。
鳥肌実さんの最終学歴は、大阪学院大学法学部卒業です。
学生時代はお笑いへの関心が強く、吉本総合芸能学院(NSC)を受験しましたが、不合格となった経験があります。
この経験も後に「ネタ」として語られることが多く、彼の芸風の一部になっています。
また、一部では「京都大学卒」や「ハーバード大学卒」といったジョーク設定もありますが、
これはすべて彼自身の虚構のキャラ設定の一環です。
ステージ上では過激で挑発的な鳥肌実さんですが、
プライベートでは穏やかで腰の低い人物と関係者から語られています。
政治思想についても「特に興味はない」と公言しており、あくまで演説は「芸」として行っているそうです。
このギャップがまた、彼の魅力のひとつでもあります。
2020年代以降も、鳥肌実さんは全国各地で演説ライブを開催しています。
また、公式サイトやSNSも運営しており、最新情報や公演スケジュールを発信中です。
近年は配信イベントやYouTubeなど、オンラインでの発信にも挑戦しており、
時代に合わせて表現の場を広げています。
鳥肌実さんは、
という、非常にユニークな存在です。
彼の発言やスタイルは賛否両論ありますが、
「言葉の力で笑いと衝撃を与える芸人」として、
今なお唯一無二の立ち位置を確立しています。
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