西村智奈美(にしむら ちなみ)さんは、日本の政治家で立憲民主党所属の衆議院議員です。
1967年1月13日生まれ、新潟県西蒲原郡吉田町米納津(現・燕市)出身で、現在までに7回の当選を果たしています。
国会では厚生労働副大臣や外務大臣政務官、立憲民主党の幹事長代行や代表代行など、要職を歴任。女性議員の中でも特に影響力のある存在として知られています。
海外留学を通じて培った国際感覚を生かし、外務大臣政務官時代には外交分野での発言力も発揮しています。
西村さんは、新潟県議会議員を経て、2003年に衆議院議員に初当選しました。
その後も着実に実績を積み上げ、党内外で重要なポジションを任されています。
主な政治歴:
また、党の「ジェンダー平等推進本部」顧問も務めており、女性活躍の推進や働く世代の支援など、社会的課題への取り組みも積極的に行っています。
2012年の衆議院選挙では落選を経験しました。
その際、西村さんは「地元を歩いて声を聞くことで初心に戻れた」と語っており、この経験がその後の政治姿勢をより堅実なものにしたと言われています。
落選期間中も地域活動を続け、再び信頼を得て国政に復帰しました。
立憲民主党内では、政策論議を主導する中心人物の一人であり、代表選に立候補した経験もあります。
特にジェンダー平等や少子化対策、働き方改革など、社会構造の変革をテーマにした政策提言に積極的です。
西村さんの夫は、元立憲民主党衆議院議員の**本多平直(ほんだ ひらなお)**さんです。
1964年12月2日生まれ、北海道札幌市出身。北海道大学法学部を卒業後、松下政経塾を修了しています。
政策立案の専門家として評価が高く、薬害エイズ問題や震災復興政策にも関与しました。
2021年、本多平直氏は党の会合で「たとえば50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」、強い批判を浴びました。
この発言を受けて立憲民主党は処分を検討し、本多氏は最終的に議員辞職しています。
一方で、西村智奈美さんは夫の処分に関して「発言は軽率だったが本人の真意を理解してほしい」として、党に処分再考を求める嘆願書を提出しました。
この対応により、一部のSNS上では批判の声もありましたが、「家族として支える姿勢を貫いた」と擁護する意見も多く見られました。
現在も立憲民主党の主要メンバーとして活躍中で、党のジェンダー政策や社会福祉分野の議論をリードしています。
国会では冷静で理論的な質疑が評価されており、「実務派」として信頼の厚い議員です。
SNSなどでも発信を行い、地域活動にも力を入れるなど、現場と国政をつなぐ存在としての役割を果たしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 1967年1月13日 |
| 出身地 | 新潟県燕市(旧吉田町米納津) |
| 学歴 | 新潟大学大学院法学研究科修了、タイ・英国に留学 |
| 政治歴 | 新潟県議会議員、衆議院議員(7期) |
| 役職 | 厚労副大臣、外務政務官、立民幹事長代行・代表代行など |
| 夫 | 本多平直(元衆議院議員) |
| 主な活動 | ジェンダー平等推進、社会福祉政策、地域密着活動 |
西村智奈美さんは、豊富な政治経験と国際的な視野を持つ実力派政治家です。
夫の発言問題などで一時的に注目を集めたことはありますが、
自身は誠実で安定感のある政治姿勢を貫き、女性政治家としてのロールモデルの一人といえるでしょう。
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