韓国の大人気ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)と、その所属事務所ADOR(アドア)、そして親会社**HYBE(ハイブ)**との間で起きた「事務所騒動」。
このトラブルは、2024年から2025年にかけて韓国エンタメ界を大きく揺るがす一大問題へと発展しました。
この記事では、騒動の発端から現在の状況までを時系列でわかりやすく整理し、背景にある原因についても丁寧に解説します。
この一連の騒動のきっかけは、ADORの代表だったミン・ヒジン氏と親会社HYBEの対立でした。
ミン氏はNewJeansを世に送り出した中心的プロデューサーであり、グループの音楽性やビジュアル面を統括していました。
これにより、ミン氏とHYBEの関係は完全に決裂。
同時に、ADOR内部でも大きな混乱が生じ、NewJeansのメンバーや家族との関係も揺らぎ始めました。
ミン氏はメディアを通じて、HYBEへの不満や内部事情を次々と明らかにしました。
といった発言が注目を集め、ネット上でも賛否が分かれます。
HYBEとADORの間でのクリエイティブ方針の食い違いが明らかになり、グループの活動にまで影響を及ぼすことになります。
2024年11月、ついにNewJeansのメンバーたちはADORとの専属契約解除を一方的に通告します。
声明では「信頼関係の崩壊」を理由に挙げ、独自の活動を開始。
その際、グループ名を「NJZ(エヌジェイジー)」として新たな動きを見せました。
しかし、ADORはこれに強く反発。
「契約は依然として有効」と主張し、法的措置に踏み切ります。
この時点で、違約金は600億円以上とも報じられ、韓国芸能界でも異例の規模の訴訟へと発展します。
長期化した裁判の末、2025年11月12日、ついに大きな動きがありました。
これにより、約1年にわたる法的・経営的対立に一応の区切りがつく形となりました。
現時点(2025年11月)では、NewJeansの具体的な活動計画は明かされていません。
ただし、ADORは訴訟期間中から新曲制作を進めていたと報じられており、早ければ年内にも新作リリースの可能性があります。
また、プロデュースはミン・ヒジン氏ではなく、新たな制作チームが担当する見込みです。
契約期間は2029年7月まで残っており、今後の活動再開に注目が集まっています。
| 年月 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年4月 | ミン・ヒジン氏、HYBEを訴訟。HYBEは経営権問題を理由に辞任要求 |
| 2024年8月 | ミン氏、ADOR代表を解任される |
| 2024年11月 | NewJeansがADORとの専属契約を一方的に解除通告 |
| 2024年12月 | ADORが契約有効性訴訟・仮処分申請を起こす |
| 2025年3月 | ソウル中央地裁が「契約は有効」と判断、活動停止に |
| 2025年11月 | メンバー全員がADORへの復帰を発表。活動再開の兆し |
今回の騒動は、単なる契約問題にとどまらず、
といった複数の要因が重なった結果でした。
長期化したトラブルを経て、ようやくメンバーが復帰を決めたことで、
ファンからは「これからは音楽に集中してほしい」という声も多く上がっています。
NewJeansの再始動がどのような形になるのか、今後の動向に注目です。
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