日本を代表するストリートダンサーであり、振付師やディレクターとしても活躍する中田フィッシュ(FISHBOY)さん。近年では政治活動への挑戦も表明し、大きな注目を集めています。今回は、中田フィッシュさんの経歴から今後の政治活動、そして兄・中田敦彦さんとの関係について、わかりやすくまとめました。
中田フィッシュさんは、幼稚園まで大阪府で過ごし、その後小学生時代を山口県山口市で過ごしました。小学校6年生の時に東京都に引っ越し、練馬区立石神井西小学校に転入します。
中学から大学までは青山学院に通い、経営学部を卒業しました。小・中学生時代はサッカー部に所属しながらも、小学2年生の時に父親から宴会芸としてムーンウォークを教わったことが、ダンスに興味を持つきっかけとなったそうです。
中学生の頃から中野や新宿でストリートダンスを始め、高校1年生でポップダンスチーム「BLACK D.O.G.S」を結成。
2003年には高校生全国大会「DANCEATTACK」で優勝、2007年には大学生全国大会「BIGBANG!!」などでも優勝を果たしました。
さらに、2009年にはフランス・パリで行われた世界大会「Juste Debout」でKITEさんとコンビを組み、日本人として初めて優勝という快挙を達成しています。
現在は、プロダンスリーグ「D.LEAGUE」のチーム「CyberAgent Legit」でディレクターを務め、22-23シーズンではチームをリーグ優勝へと導きました。
また、ダンス&ボーカルグループ「RADIO FISH」のメンバーとしても活動し、紅白歌合戦にも出場しています。グループではパフォーマンスや振付を担当し、メンバーカラーは緑です。
芸名「FISHBOY」は、兄・中田敦彦さんが作った小説のキャラクター名に由来し、海外進出を見据えて覚えやすい名前として選ばれました。
FISHBOYさんと中田敦彦さんは、幼い頃から仲が良く、お互いに大きな影響を与え合ってきた兄弟です。
FISHBOYさんが本格的にダンスに打ち込むようになった背景には、兄の存在がありました。
オリエンタルラジオの代表的なネタ「武勇伝」のダンスステップは、FISHBOYさんのストリートダンスのステップ「フレズノ」が元になっているそうです。実際に、ネタのバックダンサーとして共演した経験もあります。
また、ダンス&ボーカルグループ「RADIO FISH」では兄弟として共に活動し、「PERFECT HUMAN」などのヒット曲も生み出しました。
ただし、FISHBOYさんは「兄は偉大な存在だが、政治活動はまったく別」と強調しており、お互いに適度な距離感を保ちながらも尊重し合う関係を築いています。
2025年の夏に行われる参議院選挙に向けて、FISHBOYさんは自民党比例代表(全国区)から立候補することを正式に発表しました。
プロダンサー、RADIO FISHのメンバー、そしてプロダンスリーグの監督として活動する中で、ストリートダンスやカルチャーが居場所やつながりを生み出し、多くの人に希望を与える力があることを実感したそうです。
この経験を活かし、「この力を社会全体に広げたい」という思いから、数年前から政治挑戦を真剣に考えていたと語っています。
FISHBOYさんは、ストリートダンスで培った「創造性」と「一体感」を社会に生かし、貧困や差別、孤独といった社会課題の解決に取り組みたいとしています。
また、現実的な政策実行を目指すために、与党である自民党を選んだ理由も説明しています。
スローガンには「“路上”から社会をつなぎなおす」を掲げ、理想を現実にするための胆力を持った政治家を目指すと力強く宣言しました。
今後は、5月1日に記者会見を開き、より具体的な政策方針やビジョンを発表する予定です。
政治挑戦について、兄の活動や思想とは「まったく関係ない」と明言しています。
「俯瞰して論じる兄と、現場の感覚を重視する自分では、意見も違う」と語りつつも、「侃々諤々(かんかんがくがく)で政治談義していきたい」と、前向きな姿勢を見せています。
中田フィッシュ(FISHBOY)さんは、ストリートダンス界で確かな実績を築きながらも、社会課題の解決に向けて新たな挑戦を始めました。
兄・中田敦彦さんとの深い絆を持ちつつも、自らの道を切り拓こうとするその姿勢に、多くの注目が集まっています。
今後の活動や政治挑戦にも、引き続き注目していきたいですね!
This website uses cookies.