読売ジャイアンツの増田大輝選手といえば、育成から這い上がった苦労人として有名ですが、彼の“異色の経歴”に注目が集まっています。
今回は、プロになる前に経験していた「とび職」としての生活にスポットを当て、その経験が現在の野球人生にどうつながっているのかを詳しくご紹介します。
目次
◆ 高校卒業後、一度は大学へ進学するも…
増田選手は、徳島県の小松島高校を卒業後、近畿大学に進学しました。
しかし、環境に馴染めず中退。夢を追うどころか、一度は野球からも離れた時期があったのです。
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◆ 地元・徳島で“とび職”として働く

大学を中退した後、地元に戻った増田選手は、生活のために建設現場で働き始めます。
▶ とび職とは?
とび職とは、ビルや橋、高速道路などの建設現場で足場の組立や解体、高所作業などを担う仕事。肉体労働でありながら、命の危険も伴う過酷な職種です。
▶ 増田選手の仕事内容
- 朝8時から夕方5時まで現場で作業
- 高速道路や高層ビルの足場設営
- 資材運び、工具の整備など全般
- 日給は約8,000円
この時期について、増田選手は「毎日が必死。落ちたら死ぬと思いながら働いていた」と語っており、非常に厳しい日々だったことがうかがえます。
◆ 再び“野球”への情熱が蘇る

そんな生活の中でも、週末には草野球を続けていた増田選手。
ある時、「やっぱりもう一度プロを目指したい」と思い直し、四国アイランドリーグ(独立リーグ)のトライアウトを受験。
そして、地元チームである徳島インディゴソックスに入団し、再びプロ野球への道を歩み始めたのです。
◆ とび職で得た“心と体の土台”
増田選手は、とび職時代に培った経験が今の自分を支えていると語っています。
▶ 得たもの
- 集中力:一瞬の油断が命取りになる現場で養われた
- 体力と筋力:毎日資材を運んだことが基礎体力の向上に
- メンタルの強さ:どんな環境でも耐え抜く精神力
これらは、プロの厳しい世界で戦うための“下地”となり、育成選手から1軍定着という快挙へとつながっていきました。
◆ まとめ|とび職からプロ野球選手へ――異色の逆転劇
- 増田大輝選手は大学中退後、地元徳島でとび職として建設現場に勤務
- 厳しい環境の中でも野球への思いを捨てず、独立リーグのトライアウトに挑戦
- とび職時代の経験が、プロ野球選手としての強靭なメンタルと体力の礎に
- 現在は読売ジャイアンツの主力として活躍中!
泥臭く、まっすぐに努力を続けてきた増田大輝選手。その背後には、過酷な現場で汗を流した“とび職”時代の経験がありました。
どんな困難も糧に変えてきた彼の生き様は、多くの人に勇気を与えてくれます。
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