元TBSテレビ報道局記者で、安倍晋三元首相の評伝『総理』の著者として知られる山口敬之氏。
その一方で、TBS退社の経緯や性暴力疑惑、安倍元首相との関係性などを巡り、長年にわたり大きな議論を呼んできました。
本記事では、
- 山口敬之氏の基本的な経歴
- TBS在籍時のキャリアと異動・退社の理由
- 『週刊文春』との関係
- 伊藤詩織さんによる告訴と裁判の結果
- 安倍晋三元首相との関係性
について、事実と主張を分けて整理しながら解説します。
山口敬之の基本プロフィール
🟥本日(1/4)はライブ配信ありません🟥
— N Yamaguchi (@nyam72) January 4, 2026
毎週日曜日20:00〜配信しています「山口敬之チャンネル」ですが、本日は諸事情によりライブ配信が出来ません。
現在アメリカ取材中でベネズエラの事、ウクライナの事、中東の事、日米関係の事、お伝えしたい事がたくさんあります。… pic.twitter.com/hVZkIGQ9LK
- 氏名:山口 敬之(やまぐち のりゆき)
- 生年月日:1966年5月4日
- 出身地:東京都
- 職業:ジャーナリスト、元TBSテレビ報道局記者
- 主な肩書き:
・元TBSワシントン支局長
・アメリカ系シンクタンク客員研究員
学歴|エリートコースを歩んだ学生時代
- 高校:筑波大学附属駒場高等学校 卒業
- 大学:慶應義塾大学 経済学部 卒業
難関校を経て報道の世界へ進んだ、典型的なエリート記者コースといえます。
TBS入社後の経歴(1990年〜2016年)

入社から海外支局まで
1990年、東京放送(TBS)に入社。
当初は報道カメラマンとしてキャリアをスタートしました。
その後は以下の部署を歴任します。
- ロンドン支局
- 臨時プノンペン支局(カンボジア)
- 社会部(警視庁・運輸省担当)
政治部で頭角を現す
2000年頃から政治部に配属され、
- 官邸キャップ
- 自民党担当キャップ
- 旧民主党担当
- 外務省担当
など、政権中枢を取材する立場を経験します。
さらに報道番組
『報道特集』のプロデューサーも務めました。
ワシントン支局長に就任
- 2013年:TBSワシントン支局長に就任
アメリカ政治・外交を取材する要職に就き、記者人生のピークとも言える時期でした。
ワシントン支局長解任と異動の背景
文春寄稿がきっかけとされる人事
2015年3月、山口氏は
**韓国軍によるベトナム戦争中の性暴力(ライダイハン問題)**について、
米国の機密文書を基にした記事を『週刊文春』に寄稿しました。
TBS社内では、
- 同内容の放送を却下
- 社外寄稿の手続き問題
が指摘されたとされています。
事実として起きた人事
- 2015年4月23日
ワシントン支局長を解任
→ 報道局から営業局へ異動
→ 15日間の出勤停止処分
この異動は、事実上の左遷と受け止められ、大きな話題となりました。
TBS退社の理由|文春?それとも別の事情?

形式上の退社理由
- 2016年5月30日
山口敬之氏はTBSを自己都合退職
山口氏本人の説明
山口氏はインタビューなどで、
「取材したことを報道できなくなった」
「報道機関としての役割を果たせないと感じた」
として、
ライダイハン報道を拒否されたことへの抗議が退社理由だと説明しています。
TBS側の説明
一方、TBSは2017年の会見で、
- 在職中に準強姦容疑の被害届が出されていた
- 警察から問い合わせがあり社内調査中だった
- 本人が十分な説明をしないまま退職した
と説明しています。
伊藤詩織さん性暴力事件(準強姦疑惑)
事件の概要
- 2015年4月3日夜
山口氏と伊藤詩織さんが会食 - その後、伊藤さんは
「酩酊状態で同意のない性行為を受けた」として被害届・告訴
刑事手続きの結果
- 逮捕状が請求されたが執行されず
- 不起訴処分
- 検察審査会も「不起訴相当」
この経緯が
**「逮捕もみ消し疑惑」**として社会問題化しました。
民事裁判の判決
- 2019年12月:東京地裁
→ 山口氏の不法行為を認定
→ 330万円の賠償命令 - 2022年:最高裁で確定
裁判所は
「意識のない状態で合意なく性行為があった」
と認定しています。

安倍晋三元首相との関係とは?
『語り合ひて
— N Yamaguchi (@nyam72) September 27, 2022
尽しし人は 先立ちぬ
今より後の世を
いかにせむ』 pic.twitter.com/UJO7phUPR1
「最も近いジャーナリスト」と呼ばれた理由
山口氏はTBS政治部時代、
安倍晋三氏の番記者を務めていました。
- 演説原稿を直接読み聞かせる関係
- プライベートでも交流があったとされる
- 側近から「非常に親しい」と評される存在
著書『総理』の影響
- 2016年6月:『総理』(幻冬舎)刊行
- 安倍政権の内幕を描いた評伝
- ベストセラーとなり注目を集める
続編『暗闘』も出版され、
「安倍晋三を最もよく知る記者」というイメージが定着しました。
疑惑と反論
伊藤詩織さん事件を巡り、
- 官邸による政治介入疑惑
- 警視庁幹部との関係
が指摘されましたが、
安倍元首相本人は国会で関与を否定しています。
まとめ|山口敬之とは何者なのか
山口敬之氏は、
- TBSの中枢で活躍したエリート政治記者
- 安倍晋三元首相に近いジャーナリスト
- 一方で、
・社内人事問題
・性暴力事件と裁判
という深刻な問題を抱えた人物
でもあります。
退社理由や事件の評価については、
本人の主張・TBSの説明・司法判断が食い違っており、
今もなお議論が続いています。
※この記事は公表情報・判決内容・公式発言を基に整理したもので、特定の立場を断定するものではありません。


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