歌舞伎界の不祥事について！女性問題や過去には一家5人が殺害される事件も発生していたなどまとめました！

2025年6月24日

近年、伝統芸能の象徴ともいえる歌舞伎界で、次々とスキャンダルや不祥事が報じられています。
家柄と格式を重んじる世界だからこそ、長年「表に出にくい」問題も多かったとされますが、今やその“隠蔽体質”にも社会の目が厳しく向けられています。
この記事では、近年発覚した重大事件から歴史的な悲劇まで、歌舞伎界の不祥事を丁寧にまとめてご紹介します。

◆ 市川猿之助の一家心中事件（2023年）

2023年5月、人気歌舞伎俳優・市川猿之助が両親と共に一家心中を図るという衝撃的な事件が起こりました。
両親は死亡、猿之助本人は命を取り留めましたが、自殺ほう助の罪で逮捕・起訴され、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決が下されました。

背景にあったのは？

事件の発端は、猿之助が弟子や共演者へのパワハラ・セクハラを行っていたという週刊誌報道でした。
猿之助は報道後に将来を悲観し、家族会議の末に心中を決意したと供述しています。

現在は表舞台から姿を消していますが、水面下では歌舞伎界との関わりを持ち続けているともいわれています。

◆ 中村児太郎のDV報道（2025年）

2025年6月、名門「成駒屋」に所属する若手俳優・中村児太郎による**妻へのDV（ドメスティックバイオレンス）**が報じられました。

報道によると、児太郎は結婚を公表せず、家庭内で妻に馬乗りになって殴るなどの暴力を繰り返し、被害女性は適応障害を発症。通院を余儀なくされたとのことです。

この事件により、歌舞伎界内部での暴力と隠蔽の文化が社会問題として浮き彫りになりました。

◆ 市川中車（香川照之）の性加害疑惑（2022年）

2022年8月、「週刊新潮」によって、市川中車（香川照之）が2019年に飲食店で女性ホステスへの性加害行為を行ったと報じられました。

その影響は大きく、CM・テレビ番組から一斉に降板し、俳優活動も一時停止。
香川は謝罪とともに芸能活動を自粛し、以後は歌舞伎や昆虫関係の活動に注力しているとされています。

◆ 市川團十郎（旧・市川海老蔵）の女性問題・トラブル

**市川團十郎（十三代目）**は、以前より度々素行不良や女性問題で世間を騒がせてきました。

隠し子の存在発覚（新之助時代）
飲食店での暴行被害（2010年）
複数女性との多重交際報道（2023年）
義姉からの内部告発

また、子育てや学校対応でのトラブルも報じられ、私生活を含めて「お騒がせ俳優」としての印象が強まっています。

◆ 尾上菊之助の不倫報道（2023年）

2023年7月には、尾上菊之助による不倫が週刊誌で報道されました。
格式ある家柄として知られる菊之助のスキャンダルは、歌舞伎界に新たな衝撃を与えました。

◆ 歴史的事件：十二代目片岡仁左衛門一家殺害事件（1946年）

歌舞伎界で起きた最も悲惨な事件のひとつが、十二代目片岡仁左衛門一家殺害事件です。

1946年、一家5人が惨殺されるという凶悪事件が発生。当時は「食べ物の恨み」が動機とされていましたが、77年後になって真の動機は別にあったと判明しました。

この事件は、戦後の混乱期における歌舞伎界の裏側を象徴する出来事として語り継がれています。

片岡仁左衛門一家殺害事件 – Wikipedia

◆ 歌舞伎界の構造的問題とは？

これら一連の事件・スキャンダルの背景には、以下のような構造的な問題があると指摘されています。

閉鎖性と階級制度：家柄・名跡が重視される世界で、内部の問題が表に出にくい
隠蔽文化：不祥事を揉み消す動きが強く、被害者が声を上げにくい
権力構造の歪み：一部の大物俳優に権限が集中し、パワハラ・セクハラの温床に

◆ 世間の目と今後の課題

現代では、SNSや週刊誌などのメディアが発達し、不祥事はすぐに明るみに出る時代となっています。
その中で歌舞伎界にも、以下のような変革が強く求められています。

ハラスメントの防止体制の整備
加害者・被害者双方へのカウンセリング支援
隠蔽体質の脱却と透明性の確保
若手俳優への人権教育やコンプライアンスの徹底

◆ まとめ

事件	概要	発生年
市川猿之助事件	一家心中、自殺ほう助罪で有罪	2023年
中村児太郎DV報道	妻への暴力、業界の隠蔽文化が問題に	2025年
市川中車（香川照之）	性加害疑惑で活動自粛	2022年
市川團十郎	隠し子、多重交際、義姉の告発など	継続的に
尾上菊之助	不倫スキャンダル	2023年
片岡仁左衛門一家殺害	戦後に起きた一家5人の惨殺事件	1946年