今回は医師、経営者でもある岩本絹子さんについて
経歴
数々の不正など
気になったのでまとめていきます!
岩本絹子さんの経歴
岩本絹子(いわもと きぬこ)さんは医師、経営者として知られ、東京女子医科大学の元理事長です。
経歴
学歴と初期キャリア
- 1973年: 東京女子医科大学卒業
- 1977年: 東京女子医科大学大学院修了、医学博士号取得
- 1973年: 東京女子医科大学産婦人科入局
医師としてのキャリア
- 1979年: 葛西中央病院産婦人科部長
- 1981年: 東京都江戸川区で葛西産婦人科を開設、院長に就任
東京女子医科大学での役職
- 2013年: 同窓会組織「至誠会」代表理事就任
- 2014年: 副理事長就任
- 2019年4月1日: 理事長就任
- 2024年8月7日: 理事長解任
- 2024年8月16日: 全役職(理事、評議員)から解任
功績と課題
功績
- 東京女子医科大学の財政を3年で黒字化(2019年〜2022年)
- 医療分野での地域貢献
課題
- 厳しい経費削減や人件費カットによる不満や退職者増加
- 「経営統括部」への権限集中による不正問題
- 二重給与問題や不適切な寄付金受領疑惑
- 「一強体制」やガバナンス欠如の指摘
岩本絹子は、医師としての実績と大学経営での功績がある一方で、その経営手法や不正疑惑により、最終的に全役職を解任されるに至りました。
岩本絹子さんの不正問題
岩本理事長の3つの不正と逮捕についてまとめました👇
不正行為と逮捕
1.背任容疑
- 岩本絹子元理事長は、東京女子医科大学の新校舎建設を巡る背任容疑で2025年1月13日に逮捕されました。
- 大学に約1.2億円の損害を与えた疑いがあり、不正な資金が一級建築士を経由して岩本容疑者に還流した可能性があります。
2.利益誘導と私物化
- 側近への利益誘導:
岩本元理事長は、自身や「側近」の利益確保に積極的だったとされています。 - 二重給与問題:
側近の元職員と元事務長が、同窓会組織「至誠会」と大学の両方から重複して報酬を受け取っていました。 - 自身の報酬増加:
大学が赤字に転落した後も、岩本元理事長の報酬は増え続け、2023年度には職員平均の5倍超となる3178万円が支払われていました。
3.寄付金問題
- 入試に関連した寄付:
卒業生の親族向けの推薦入試を巡り、大学と至誠会が寄付金を受け取っていたことが認定されました。 - 教職員の採用・昇進に関連した寄付:
教職員の採用や昇進に際しても、寄付金を受け取っていたことが指摘されています。 - 不適切な寄付の要求:
岩本元理事長が「相手の弱い立場に付け込み寄付を求める発想」を持ち込んだと第三者委員会は指摘しています。
これらの不正行為により、岩本元理事長は2024年8月7日に理事長を解任され、8月16日には全役職(理事、評議員)から解任されました。
大学のガバナンス機能が「封殺された」と指摘され、岩本氏による大学の私物化が深刻な事態を招いたと結論付けられています。
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