DREAMS COME TRUE(ドリカム)の元メンバー・西川隆宏さんの脱退は、当時多くのファンに衝撃を与えました。公式には「音楽性の違い」と発表されましたが、実際にはさまざまな背景や噂が取り沙汰されています。
本記事では、公式発表と裏側の出来事、さらにはその後の関係性についても丁寧に解説していきます。
西川隆宏さんの脱退理由【公式発表】

2002年3月、西川隆宏さんの脱退が発表されました。その際、所属事務所からは次のような理由が公表されています。
- 「自分自身の音楽と生き方を追求するため」
- 「音楽性の違いによる円満な脱退」
このように、グループ内での話し合いの末に円満な形で決まったとされています。また、脱退後は実兄と音楽ユニット「NISHIKAWA BROTHERS」の活動を予定しているとも報じられました。
事故やトラブルとの関係
1996年の交通事故
西川さんは1996年、東京都内で交通事故を起こし、女性に重傷を負わせるという事件がありました。これにより約2ヶ月間、音楽活動を自粛しています。
ただし、脱退は事故から6年後のことであり、公式には直接の関係はないとされています。
グループ内での立ち位置と葛藤

DREAMS COME TRUEの音楽制作の中心は吉田美和さんと中村正人さんでした。西川さんの立ち位置は、キーボードやアレンジ補佐など限られたものであり、その中で葛藤を抱えていた可能性もあります。
一部では「音楽制作への関与度の差」が、脱退につながった要因ではないかとも指摘されています。
薬物問題と脱退の関係性
西川さんは脱退から半年後の2002年10月、実兄とのトラブルで義姉に暴行を加えたとして逮捕されました。その際、尿検査で覚せい剤の陽性反応が出たため、再逮捕され有罪判決を受けています。
さらに、その後も再犯により複数回の逮捕歴があります。
重要な点として、薬物による逮捕はすべて脱退後の出来事です。しかし、裁判で「ドリカム在籍時から薬物を使用していた」と証言されたことにより、「グループがリスクを事前に察知していたのではないか」という見方もあります。
メンバー間の関係性と絆
脱退前の関係
3人は1988年の結成以来、長年苦楽を共にしてきました。時に意見をぶつけ合うこともあったものの、率直なコミュニケーションがグループの強みでもありました。
脱退後の関係
脱退直後は西川さんの薬物事件などにより、表立った交流は控えられていましたが、年月を経て関係が修復されたことが確認されています。
たとえば、西川さんが札幌でバーを開業した際には、中村正人さんからお祝いの花が贈られたほか、SNSなどでも互いにメッセージを送り合う姿が見られます。
ファンとメンバーが語る「3人の絆」
ドリカムの公式ブログやメディアでは、「3人のときも2人のときも変わらない絆がある」と語られており、ファンからも「3人の絆は今も変わらない」といった温かい声が多数寄せられています。
まとめ
- **公式な脱退理由は「音楽性の違い」**です。
- 交通事故や薬物問題は脱退後の出来事であり、公式には関係していません。
- しかし、グループ内の立ち位置やトラブル、薬物の使用歴などが背景にあった可能性は否定できません。
- 現在は、元メンバー同士の交流も再開され、3人の絆は今も続いています。
西川隆宏さんの脱退は、ドリカムにとって大きな転機となりました。しかし、彼らが築いた信頼関係と音楽への情熱は今も人々の心に残り続けています。
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