参政党の代表として注目を集める 神谷宗幣(かみや そうへい) 氏は、地方議会から国政、さらには実業界に至るまで、さまざまな領域で活躍してきた異色の政治家です。
本記事では、神谷氏のこれまでの経歴や思想、自民党時代や自衛官としての活動を含めて、わかりやすく丁寧にご紹介します。
目次
神谷宗幣のプロフィール・基本情報

- 氏名:神谷 宗幣(かみや そうへい)
- 生年月日:1977年10月12日
- 出身地:福井県大飯郡高浜町
- 現職:参政党代表・参議院議員(1期)
出身・学歴・学生時代の経歴
神谷氏は福井県のスーパーマーケット経営の家庭に生まれ育ちました。
- 福井県立若狭高等学校卒業
- 関西大学文学部史学地理学科を卒業
- 関西大学法科大学院で法務博士(専門職)を取得
大学時代には1年間の海外放浪も経験し、日本社会や若者に対する問題意識が芽生えたと語っています。
自衛官としての経験と政治への活用
神谷氏は陸上自衛隊予備自衛官(三等陸曹)として約10年間活動していました。この経験が政治活動に大きな影響を与えています。
自衛官経験の政治的強み
- 危機管理能力:災害・有事のリスクに備える対応力を政策に反映。
- リーダーシップと現場対応力:地方議会や国政での意思決定の迅速さに活かされる。
- 安全保障の知識:国防や法整備の議論で現場と理論の両面から貢献。
- 規律と倫理観:自衛隊で培った組織規律が政治倫理のベースに。
神谷氏は、自衛官としての経験を「国を守る現場意識」や「チームワーク重視の姿勢」として政治に反映させており、防災・地域安全政策でも実務に根ざした提言を行っています。
地方政治家としての歩み

吹田市議会議員時代(2007年〜2012年)
- 2007年:吹田市議に初当選。教育改革や地域活性化に注力。
- 「日の丸・君が代」推進や親学導入で共産党と激しく対立。
- 2011年:副議長を歴任。地方議員ネットワーク「龍馬プロジェクト」会長も務める。
自民党時代の活動と挫折
国政挑戦と落選(2012年〜2015年)
- 2012年:吹田市議を辞職し、自民党大阪13区支部長に就任。
- 衆議院選挙に出馬するも落選(得票数:58,465票)。
- 2015年:大阪府議選に無所属で出馬し、再び落選。
自民党時代の特徴
- 「地方から日本を変える」を信条に、地域密着型の政治活動を実践。
- 保守主流派とは距離を置き、若手・草の根型の変革志向を強調。
この時期の挫折が、のちの「参政党」立ち上げにつながる重要な転機となります。
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実業家・活動家としての顔
- 2013年:「グランドストラテジー(現・イシキカイカク株式会社)」設立。
- YouTubeやSNSを通じて政治・教育コンテンツを積極発信。
- 「龍馬プロジェクト」会長として地方議員の意識改革に尽力。
参政党の立ち上げと現在の活動

- 2020年:「既存政党では日本は変わらない」として、参政党を立ち上げ。
- 2022年:参議院選挙比例区で当選。国政進出。
- 2023年〜:参政党代表に就任し、教育や食の安全保障などを重点政策に掲げる。
現在は石川県加賀市に移住し、地域密着の政治活動や教育事業にも力を入れています。
神谷宗幣の思想・特徴

神谷氏の政治思想は保守的でありながらも、現場感覚や実践を重視しています。
- 教育改革、地域経済活性化、国民精神の自立を重視
- ワクチンやグローバリズムへの懐疑から「陰謀論」と呼ばれることも
- 「国民の目を覚ます」という強い使命感を持つ
著書(一部紹介)
- 『大和魂に火をつけよう』
- 『子供たちに伝えたい「本当の日本」』
主な肩書・所属まとめ
分類 | 内容 |
---|---|
政治 | 参政党代表、参議院議員、元吹田市議、自民党大阪13区支部長 |
実業 | イシキカイカク株式会社代表、YouTubeチャンネル運営 |
その他 | 龍馬プロジェクト会長、元陸上自衛隊予備自衛官(三等陸曹) |
まとめ
神谷宗幣氏は、自衛官経験・教育現場・地方議員・実業家・国政政治家と多岐にわたるキャリアを持ち、それぞれの現場で得た知見を政治に活かしてきた異色の政治家です。
自民党時代には「草の根保守」としての存在感を発揮し、挫折を経て参政党という独自路線を確立。今後の動向からも目が離せません。
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