東京新聞の社会部記者として知られる望月衣塑子(もちづき いそこ)さん。
官邸会見での鋭い質問や、社会問題への粘り強い取材で注目を集める一方、賛否が大きく分かれる“異端の記者”としても知られています。
この記事では、望月衣塑子さんの経歴、過激なスタイル、NGリスト問題、そして世間からの評価について徹底解説します。
望月衣塑子のプロフィール・経歴

- 生年月日:1975年
- 出身地:東京都
- 学歴:慶應義塾大学法学部卒業
- 職業:東京新聞社会部記者(中日新聞社)
記者としての歩み
大学卒業後に中日新聞社へ入社し、警察・地検取材を担当。
- 千葉、神奈川、埼玉の各県警
- 東京地検特捜部
といった現場で数々の事件を取材しました。
その後は、防衛省の武器輸出、森友・加計学園問題、セクハラ、入管法、ジャニーズ性加害問題など、多岐にわたる社会問題を追及し続けています。
菅官房長官会見で一躍有名に
望月衣塑子さんの名前を全国区に広めたのは、2017年の菅義偉官房長官会見です。
森友・加計学園疑惑などを巡り、鋭くしつこい質問を連投。
その姿勢は「国民の代弁者」と評価される一方で、会見主催者から質問制限を受けるなど、物議を醸しました。
このスタイルは海外メディアからも注目され、「日本には珍しい記者」と紹介されることもあります。
代表作と受賞歴
- 著書『新聞記者』 → 映画化・Netflixドラマ化、日本アカデミー賞受賞作品に
- 『武器輸出と日本企業』
- 『同調圧力』(共著)
- 『自壊するメディア』(共著)
また、
- 平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞(2017年)
- JCJ大賞(2019年)
などの受賞歴もあり、記者として高く評価されています。
NGリスト入りや排除問題
望月さんは、政権批判的な質問を続けたことで**「NGリスト入り」**とされ、官邸会見から排除されかけた過去があります。
さらにジャニーズ性加害問題の取材においても、会見の現場で制限を受けるなど、強い圧力や反発を経験してきました。
この姿勢は「しつこい」「騒がしい」と批判される一方で、「聞くべきことを聞く記者」と支持する声も大きいのが特徴です。
プライベートと近年の活動
- 家族背景:父は業界紙記者、母は演劇関係者。弟は演出家の望月龍平さん。
- 二児の母として育児と仕事を両立。
- YouTubeチャンネル開設(2025年):自身の発信やグッズ販売、寄付活動も開始。社内外で賛否が分かれています。
幼少期は舞台女優を志すほど演劇に熱心でしたが、中学時代の読書体験がきっかけで「記者を志す道」に進んだといいます。
世間からの評価
肯定的な声
- 「権力になれ合わず厳しい質問を投げる姿勢」
- 「空気を読まずに国民の疑問を突く」
- 「民主主義を守るジャーナリスト」
映画・ドラマ化された実績もあり、特に支持層からはカリスマ的存在とされています。
否定的な声
- 「活動家に近い」
- 「質問がしつこく根拠が曖昧」
- 「副業的なYouTubeやグッズ販売は不適切」
一部の記者や評論家からは「プロパガンダの象徴」と批判されることもあります。
まとめ
望月衣塑子さんは、
- 社会問題や権力構造に切り込む“異端児”記者
- 賛否を呼ぶ過激な質問スタイル
- 映画化までされた影響力のあるジャーナリスト
として日本の報道現場に存在感を示しています。
「しつこい質問」を武器に権力を監視し続けるその姿勢は、批判を浴びつつも、多くの人に「ジャーナリズムとは何か」を考えさせています。
👉 次に気になるのは、望月衣塑子さんが今後どのように活動を展開していくのかという点です。YouTubeを含む新しい発信の場で、さらに賛否を呼ぶ存在になることは間違いないでしょう。
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