EXILEをはじめ、数多くの人気アーティストを抱える大手芸能プロダクション「LDH」。しかし、近年ではその華やかなイメージの裏側に潜む不祥事や組織的な問題が次々と明るみに出ています。
本記事では、LDHで発生した主な不祥事やパワハラ疑惑、過酷な労働環境などの実態について、わかりやすくまとめました。
2025年6月、LDH所属のボーカルグループ「DEEP」のリーダー・TAKA(木村貴浩)さんが東京都渋谷区のコンビニで万引きをしたとして警察が出動する事態となりました。
商品代金はその場で支払われたものの、セルフレジを通さず商品を持ち出したことが問題視されました。
TAKAさんは極度の精神的ストレスが原因だったと説明。しかし、事務所は当初これを非公表とし、メンバー間での情報共有もなかったことから、「隠蔽体質」が批判されました。結果として、グループは解散の危機に直面しています。
同じく2025年4月には、三代目J SOUL BROTHERSの今市隆二さんがタクシー運転手に対して暴言や暴力をふるったとして、7月に書類送検されました。
報道によると、泥酔状態で「殺すぞ」と脅すなど、極めて悪質な言動があったとされています。
LDHは後に報酬返上と自宅謹慎処分を発表しましたが、事件発生から約3ヶ月も発表を控えていたことに対し「隠蔽ではないか」との批判が集中しました。
LDHの問題はアーティスト個人の行動だけではありません。組織全体としての初動対応の遅れ、情報隠蔽、ガバナンスの脆弱性が明らかになっています。
こうした体制の甘さが、ファンや社会からの信頼を著しく損ねているのです。
LDH社内では以前から、体育会系の強い上下関係やパワハラ体質が指摘されてきました。実際に元社員による以下のような告発が報じられています。
これらの行為は単なるしごきや教育の域を超え、明確なパワーハラスメント・労働法違反に該当する可能性が高いと見られています。
さらにLDHは、税務調査や労基署の是正勧告など、経営に関わる不祥事も発覚しています。
表向きはクリーンな企業イメージを保っていても、実際には労務管理や法令遵守体制に重大な問題があることがうかがえます。
現在のところ、TAKAさんや今市隆二さん以外の大きな不祥事は報じられていませんが、組織の中で続く構造的な問題が放置されれば、さらなるスキャンダルが生まれる可能性も否定できません。
LDHは現在、外部専門家によるコンプライアンス研修や体制見直しなどの取り組みを行っているとされていますが、真の信頼回復には迅速な情報公開と透明性の確保、内部文化の抜本的な改善が求められています。
ファンとしても、ただ失望するのではなく、組織の健全化に向けた取り組みをしっかりと見守っていきたいところです。
最後までお読みいただきありがとうございました。今後も芸能界の動向や不祥事報道について、わかりやすく丁寧にお伝えしていきます。
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